コンサルティングファームや事業会社に在籍しながら、副業としてフリーランスコンサルティングを始める方法を解説。案件の探し方、稼働時間の確保、会社との兼ね合い、税金の注意点まで網羅。
「いきなり独立するのはリスクが高い。まずは副業でフリーコンサルを試してみたい」
そう考える方が増えています。厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」の改定以降、副業を解禁する企業は増加傾向にあり、コンサルティング業務を副業として始めるハードルは年々下がっています。
この記事では、コンサルティングファームや事業会社に在籍しながら副業としてフリーコンサルを始める方法を、案件の探し方・稼働時間の確保・会社との兼ね合い・税金の注意点まで網羅的に解説します。
なぜ今「副業コンサル」が注目されているのか
副業解禁の流れ
厚生労働省が2018年に「モデル就業規則」から副業禁止条項を削除して以降、副業を認める企業は着実に増えています。リクルートの調査によると、上場企業の約50%が何らかの形で副業を認めています。
特にコンサルティングファームでは、以下のような動きが見られます。
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副業コンサルのメリット
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副業コンサルの始め方【5ステップ】
ステップ1:会社の副業規定を確認する
最初に行うべきは、勤務先の就業規則で副業が認められているかを確認することです。
確認ポイント: 副業は許可制か届出制か 競業避止義務の範囲(同業界の案件はNGの場合が多い) 秘密保持義務との兼ね合い 副業の申請・承認のプロセス
注意: 就業規則で副業が禁止されている場合でも、厚生労働省のガイドラインでは、合理的な理由なく副業を一律禁止することは不適切とされています。ただし、会社との関係を壊さないよう、慎重に進めることをおすすめします。
ステップ2:自分の「売れるスキル」を特定する
副業コンサルでは、限られた時間で価値を提供できる専門性が求められます。
副業で売れやすいスキル:
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ステップ3:副業向けの案件を探す
副業コンサル向けの案件を探す方法は主に以下の3つです。 エージェント・マッチングサイト経由
副業・低稼働率の案件を扱うエージェントに登録します。
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前職の同僚、知人経営者、ビジネスイベントでの出会いから案件を獲得する方法です。マージンがかからないため手取りが多いですが、営業スキルと人脈が必要です。 Consul Choiceで案件をリサーチ
Consul Choiceでは「リモート」「部分稼働」のフィルターで副業向きの案件を絞り込めます。市場にどんな案件があるかのリサーチに最適です。
エージェントの比較はフリーコンサルエージェント完全ガイド【40社以上を徹底比較】をご覧ください。
ステップ4:稼働時間を設計する
副業コンサルで最も重要なのは、本業に影響を与えない稼働設計です。
現実的な稼働パターン:
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稼働時間の確保のコツ: ミーティングは平日夜19時以降 or 土曜午前に設定 ドキュメント作成は隙間時間(通勤中、早朝等)に 非同期コミュニケーション(Slack、メール)を中心に 月に1〜2日の「コンサル集中日」を設ける
ステップ5:開業届と確定申告の準備
副業でも年間所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です。
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注意: 住民税を「普通徴収(自分で納付)」にすれば、会社に副業の収入が通知されるリスクを軽減できます。確定申告書の住民税欄で「自分で納付」を選択してください。
副業コンサルの案件タイプ
副業に向いている案件と向いていない案件があります。
副業に向いている案件
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副業に向いていない案件
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案件タイプ全般についてはフリーコンサル案件の種類を徹底解説【領域別・ポジション別の全体像】で詳しくまとめています。
副業コンサルの収入と税金
収入のシミュレーション
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本業年収800万円 + 副業年収480万円 = 総年収1,280万円のように、副業コンサルで大幅な収入アップが可能です。
税金の注意点
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年収・手取りの詳細はフリーコンサルの年収リアル【領域別・経験年数別の報酬データ】も参考にしてください。
副業から独立へ:いつ切り替えるべきか
副業コンサルを続ける中で「独立すべきか」という判断を迫られる時が来ます。
独立の判断基準
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上記の4つ以上に○がつくなら、独立を本格的に検討してよいタイミングです。
独立後の全体像はフリーコンサルのメリット・デメリット完全解説【独立前に知っておくべきリアル】で詳しく解説しています。
独立のステップは未経験からフリーコンサルになるには【ステップ別ロードマップ】を参考にしてください。
副業コンサルの注意点 本業との利益相反を避ける
本業のクライアントや競合企業の案件を受けることは、利益相反に該当する可能性があります。副業案件を受ける際は、本業との利益相反がないか必ず確認してください。 本業の就業時間中に副業をしない
当然ですが、本業の勤務時間中に副業の業務を行うことは就業規則違反です。明確な線引きをしましょう。 体調管理を最優先に
副業は「本業+α」です。無理な稼働で体調を崩しては本末転倒。月の稼働上限を事前に決めておくことをおすすめします。 契約形態を理解する
副業コンサルでも契約形態の理解は重要です。フリーコンサルの契約形態ガイド【準委任・請負・業務委託の違いと注意点】で詳しく解説しています。
まとめ
副業コンサルは、リスクを最小限に抑えながらフリーコンサルのキャリアをスタートできる優れた方法です。
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まずはConsul Choiceで市場の案件と単価を確認し、自分のスキルに合った副業案件を見つけるところから始めてみてください。
Q. 会社にバレずに副業コンサルはできる?
住民税を「普通徴収(自分で納付)」にすることで、会社に副業収入が通知されるリスクを軽減できます。ただし、完全にバレないことを保証するものではありません。可能であれば会社に正式に副業申請することをおすすめします。
Q. 副業コンサルの月収はどのくらい?
稼働率によりますが、月16時間(週末のみ)で月額15〜30万円、月40時間(夜+週末)で25〜50万円が目安です。専門性が高い領域(SAP、M&A等)ではさらに高単価が期待できます。
Q. 副業コンサルに確定申告は必要?
副業の年間所得(収入−経費)が20万円を超える場合は確定申告が必要です。青色申告を選択すれば65万円の控除が受けられるため、開業届と青色申告承認申請書を事前に提出しておくことをおすすめします。
Q. どんなスキルが副業コンサルとして売れやすい?
IT/DXアドバイザリー、PMOサポート、財務・M&A関連、戦略立案が特に需要が高いです。「専門性が高く、限られた時間で価値を出せる」スキルほど副業に向いています。
Q. 副業からフルタイムのフリーコンサルに切り替えるべきタイミングは?
副業月収が本業の50%を超え、3ヶ月以上継続的に案件が来ている状態が一つの目安です。加えて、6ヶ月分の生活費の貯蓄と家族の理解が得られていれば、独立を検討してよいタイミングです。